
こんにちわ。愛犬ももです。今日は疲れちゃったよ・・
今日はね、稲刈り、の、日、だったんだ。
朝からね、ボク、皆さんにお茶と果物を届けたり、大忙しだったんだよ。ボクは働き者だからね。
おうちに帰って、疲れたから、一休みしてたの。うとうと・・
お昼頃、おなかがすいたから、起きたんだけど・・家の中が静かで・・そしたら、ママさんがいないの!!
おうちには、ボクと、あいつ一人だけ・・
ボク、あいつと、捨てられちゃったのかな!?って思って、ううん、ちゃんと考えたら、そんなこと、絶対、あるはずがないんだけど、ボク、冷静になれなくって・・だって、これから先、あいつの世話をしなくちゃいけないんだ、って考えたら、ぞっとしてね・・
ボク、わけが分からなくなって、思いっきりないたんだ。おうちの中、ママさんがどこかにいるんじゃないかって思って、走り回ったけど、やっぱりいないんだ。
ボクに黙って、どこかにっちゃった・・ママさんが、そんなこと、するなんて・・
ふと見たら、あいつまで、いつの間にか、どこかに消えちゃって・・
ボク!!ボク!!ちゃんとまいにち、働いてるし、いい子にしてるのに!!どうして!!どうして!!こんなひどいことをするの??
そしたら、町内アナウンスが、流れたんだ。
ボク、あれ・・大嫌いなんだ。こ、怖いんじゃ、ないよ。
ただね、あの、声が流れてくるところ・・壁の中に、ひとが、いるんでしょ?壁から、出てくるんじゃないかって・・
だから、壁にのぼろうとするんだけど、いつも、落ちちゃう。
今日も落ちちゃって・・足が痛くて・・声は止まらないし・・
もう、頭の中が、むちゃくちゃになっちゃって、ボク、とにかく、ぐるぐる、回ったんだ。ぐるぐる。
そしたらね、あいつ、隣の部屋に隠れてたんだ。
かくれんぼなんか、しちゃってさ!!そんなの、してる場合じゃないのに!!
ボクのこと、からかうのも、いい加減にして欲しいよ!!こんな、深刻な時に・・!
そしたらね、ママさん、帰ってきたんだ。お昼ごはんを、田んぼに届けにいったんだって・・
ボク、どんなに怖かったか、あいつが、どんなにひどいやつか、言いつけてやったんだ。
そしたらね、ママさん、ボクに謝ってね、ほねっこ、くれたんだよ。
そしたら、ボク、もう、ママさんのことは許してあげようと思って。
許せないのは、あいつだよ!
おうちに、おいてかれたって言うのに、台所をウロウロしてるしさ。
あいつ、食いしん坊だから、たいていは、台所にいるんだ。のんびりしてるよね。それなのに、ボクのごはんはいつも手抜きなんだよ。失礼しちゃう。
ほんとに、ほんとに、今日のことで、あいつのことは、大嫌いになったんだから!チーズをくれても、許さないんだ!!